Windowsムービーメーカーにて編集した動画データを、DVD・BD(ブルーレイ)用に保存する方法について紹介します。
目次
DVD用に”普通画質”で保存する方法
※編集は既に終わっている状態と仮定します
補足としてですが、「DVDへの書き込み」という項目にカーソルを当てるとウィンドウがポップアップされると思うのでわかると思いますが、この設定でのビットレートはそんなに高くありません。
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▲ビットレート2.99Mbpsしかない |
DVDに動画をオーサリングする際の規格は、「DVD-Video」という奴なのですが、この規格では最大ビットレート10Mbpsまで許容されています。
なので、もっと高画質で動画を出力したい場合は、これ以上のビットレートに設定する必要があります。
DVD用に”高画質”で保存する方法
高画質の定義をどうするのかによりますが、ここではDVD-Videoの上限である10.08 Mbpsギリギリを設定するものとして、9.8Mbpsと設定する事にします。
○補足
※この9.8Mbpsというのは、映像のみで9.8Mbpsという意味じゃなくて、映像と音声を合わせて9.8Mbpsという意味なので注意
※9.8Mbpsの動画だと、DVDの容量的にジャスト1時間くらいしか入れる事が出来ないので注意
以下、手順です。
- 「左上のファイルボタン」→「ムービーの保存」→「カスタム設定の保存」を選択する
- 以下の様な設定にして「保存」をクリックする
- 幅:「720」
- 高さ:「480」
- ビットレート:「9600kbps」
- フレームレート:「29.97fps」
- Audio 形式:「192kbps 44.1kHz ステレオ」※音質を気にしないなら128kbpsとかに下げても良い
あとは、作った設定ファイルで動画を出力するだけです。
BD用に”普通画質”で保存する方法
どれくらいを”普通画質”とするかによりますが、ここでは「1920×1080」「15Mbps」を”普通画質”とします。
- 「左上のファイルボタン」→「ムービーの保存」→「高解像度ディスプレイ用」を選択する
- 以下の様な設定にして「保存」をクリックする
- 幅:「1920」
- 高さ:「1080」
- ビットレート:「15000kbps」
- フレームレート:「29.97fps」
- Audio 形式:「192kbps 44.1kHz ステレオ」※音質を気にしないなら128kbpsとかに下げても良い
あとは、作った設定ファイルで動画を出力するだけです。
BD用に”高画質”で保存する方法
BD用ってわけじゃないですけど、BDの高画質相当の設定なら、デフォルトで準備されているのでそれを使えばOKです。
- 「左上のファイルボタン」→「ムービーの保存」→「高解像度ディスプレイ用」を選択する
- 「MPEG-4/H.264 ビデオファイル」に変更して「保存」をクリック
- 別に「wmv」で出力しても良い(ただH.264の方が多分高画質?だと思う)
保存した動画をどうやってDVD・BDに書き込めば良いんだ?って人
Windowsムービーメーカーは、「動画ファイルを出力するソフト」であって、DVD・BDなどの物理ディスク用に”オーサリング”出来るソフトでは有りません。
なので、DVD・BDに書き込みたい場合には、”オーサリングソフト”を別途使用する必要があります。
※オーサリングソフトについては以下サイトを参考にして下さい。
⇒おすすめのDVD・BDオーサリングソフト13選