こんなタイトルで記事を書いておきながらですが、Windowsムービーメーカーで劣化せずに動画を保存する方法は有りません。
Windowsムービーメーカーを使っている以上、絶対に劣化します。
劣化せずに動画を保存出来ない理由
劣化せずに動画を保存出来ない理由は、Windowsムービーメーカーで出力出来る動画形式は、全て”非可逆圧縮”だからです。
Windowsムービーメーカーでは、
- WMV(WMV)・・・非可逆圧縮コーデック
- MP4(H.264)・・・非可逆圧縮コーデック
と2種類で保存する事が出来ますが、これらはどちらも非可逆圧縮です。
”非可逆圧縮”というのは、その名の通り”非可逆”なので、圧縮した後に、圧縮前の状態に戻す事が出来ません。必ず劣化してしまいます。
※詳しくは以下サイト記事参照です。
⇒非圧縮・可逆圧縮・非可逆圧縮の違い
というわけで、Windowsムービーメーカーで劣化せずに動画を保存する方法は存在しないわけですが、保存する際のビットレートを最大まで上げれば”ある程度の劣化”は防げるので、劣化を防ぎたい場合は、自分でカスタム設定を作ってビットレートなどを調整しましょう。
高ビットレートのカスタム設定の作り方
高ビットレートで保存するためのカスタム設定の作り方について簡単に紹介します。
カスタム設定の作成ダイアログが表示されるので、各項目を設定する
- 幅、高さ:
- 元動画に合わせる
- ビットレート:
- Windowsムービーメーカーでは最大で1920×1080までの動画しか出力出来ない
- 1920×1080なら20000~30000Kbpsくらいに設定しとけばビットレート不足で劣化する事は(ほぼ)有り得ない
- 「ビットレートとかよくわからん!」って人は「30000Kbps」って設定しとけば劣化する事はないって思っとけばOK
- Audio 形式:
- 「192kbps、48Khz、ステレオ」が一番高音質になる
あとはこの設定を「保存」して、この設定で動画を保存すれば殆ど劣化無しで保存出来ると思います。
全く劣化させずに編集したいなら他の編集ソフトを使うべき
上述したように、Windowsムービーメーカーで劣化せずに動画を保存する事は不可能です。
なので、全く劣化させずに動画を編集&保存したいなら他の動画編集ソフトを使うべきです。
有料動画編集ソフトなら、どのソフトでも無劣化出力可能です。
フリーの動画編集ソフトなら「AviUtl」「Avidemux」「VirtualDubMod」などを使用すれば無劣化編集&出力可能です。
参考ページ:おすすめの無料・有料動画編集ソフトランキングまとめ【違いを比較】
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