WindowsOSならデフォルトで入っている、
Microsoft製のフリー動画編集ソフト「Windowsムービーメーカー」の特徴とかメリット・デメリットについて色々紹介します。
※この記事で言う「Windowsムービーメーカー」は「Windows ムービーメーカー2012」の事です。
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▲「Windows ムービーメーカー2012」のメインウィンドウ |
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特徴は?
以下、他の動画編集ソフトと比較しての特徴です。
メリット(長所)
以下、長所です。
- 無料
- 操作がめちゃくちゃ簡単
- 超初心者でも割りと直感で扱える
一言言うと、「すごく初心者向けの動画編集ソフト」です。
デメリット(短所)
以下、短所です。
- 機能がショボい
- 出来る事がすごく少ない(超簡単な動画編集しか出来ない)
- 使い方を覚えたとしても、他の動画編集ソフト(AviUtlとか)だと殆ど通用しない
動画編集入門用のソフトとしてはかなりオススメですが、動画編集に慣れてくると出来ない事が多くて、不自由を感じる事が多くなってくると思います。
バージョン毎の違い
Windowsムービーメーカには、「2.0系」「6.0系」「2012」の3種類のバージョンが有りますが、基本的に出来る事は殆ど変わりません。
タイムラインの有無とかも違ったりしますが、結局出来る事は限られているのでタイムラインがあろうが無かろうかショボい編集しか出来ません。
というわけでバージョンは最新のものを使っておけば間違いないです。
※詳しくは以下記事参照です。
⇒Windowsムービーメーカーのバージョンによる違いの比較【Liveムービーメーカー・ムービーメーカー】
他ソフトと比較して機能はどうなのか?
ここでは例として、フリー動画編集ソフトの王道「AviUtl」と比較してみたいと思います。
※数字の部分は「10点満点評価」です
Windows | AviUtl | |
---|---|---|
取っ付き易さ | 9 | 2 |
動画知識無しで扱えるか | 10 | 3 |
出来る事の多さ | 1 | 10 |
対応入力動画形式 | 4 | 9 |
対応出力動画形式 | 3 | 10 |
エンコ速度 | 5 | 5~10 |
拡張性 | 0 | 10 |
出力解像度 | 1920×1080まで | 上限無し |
ごく一部のみの比較ですが、他の機能についても(基本的に)Windowsムービーメーカーの方が全て惨敗です。勝ってる部分が有りません。
というかそもそも、Windowsムービーメーカーの最大の特徴は、「ド素人でも割と直感で扱える」という点です。
動画の知識が0でも、「なんとなく」な操作で「それっぽい動画」が作れるというのが利点なのです。
なので、(そもそも)Windowsムービーメーカーに機能の高さを求めるのは間違っているのです。
もっと幅広い事がしたいのなら、AviUtlなどの高機能なフリー動画編集ソフトか、有料の動画編集ソフトなどを使用すべきです。
他の動画編集ソフトに出来てWindowsムービーメーカーに出来ない事
挙げたらキリが無いレベルで出来ない事だらけなのですが、「これはちょっと致命的なんじゃないか・・?」ってものをいくつか紹介します。
- ”レイヤー”が1つしかない
- 字幕は1つしか入れれない
- 音声(音楽)は1つまでしか合成出来ない
- 動画と動画の合成は出来ない
- 複数の”特殊効果”を適用する事が出来ない
- ようはショボい表現しか出来ないということ
- 挿入した「画像」「動画」などのアスペクト比、サイズなどを変更出来ない
- ・・etc
とまぁ、こんな感じで本当に”かなり簡単な編集”しか出来ません。
初心者でも簡単に扱えるようにしたが故の仕様だと思いますが、「高度な動画編集をしたい!」って人には満足出来ないソフトになっていると言えます。
まとめ
・超手軽に、動画知識0で「それっぽい動画」を簡単に作りたいなら、「Windowsムービーメーカー」はかなりオススメ
このページの情報は以上です。